原因と結果を単純に決めつけない

原因と結果を単純に決めつけない 原因と結果の原理
原因と結果を単純に決めつけない

身近な場面から見直す

ある日、朝起きると頭が重い。吐き気があって、ちょっと動くと足がすくんでしまう 。こんなとき、誰もが「今日は疲れたね」と言うけど、実はそれはただの言い訳かも しれない。なぜなら、体調不良は一つの原因で決まっているわけじゃない。

原因を一つに決めつけると、見えてない部分が消える

たとえば、夜に飲んだコーヒーの量が多かったら、眠りが浅くなる。でも、その夜は 冷えていたし、会議で話したあとに緊張した。それらの条件が重なって、体が反応し た。もし「コーヒーが原因」と決めたら、眠りが浅かったことや気温の変化、話した 内容が見えてこない。

そもそも、体調が悪いのは、身体の反応が「どう感じたか」だけじゃない。環境が冷 たい、食事の量が足りない、話した内容がストレスだった——どれも影響している。

思い込みを分けて考える

見えてない条件を、身体・環境・選択に分ける

身体の状態は、寝る前にお腹が空いていたか、体が疲れていなかったか。環境は、部 屋の温度、窓の開閉、照明の明るさ。選択は、会議に参加したかどうか、誰と話した か。どれも、結果の前にあった条件。

たとえば、体調が悪くなった日は、朝の体温が37.2度だった。それだけじゃなく、そ の前日は3日間、夜中に3回起きるような睡眠だった。そのときの環境は、冷たいベッ ドだった。選択としては、会議で長時間話した。

見えてないものを、印をつける

小さく試して確かめる

ある日、体調が悪くなった。そのとき、何が「確かめられるか」をリストにした。た とえば、「夜に3回起きた」は、日記に書ける。でも、「心が疲れてた」というのは 、記録に書けない。それなら、その「心の疲れ」は「想像」の範囲に入る。

このように、確かめられるものと、想像のものに印をつける。そうすると、本当に影 響しているのはどれかが、見えてくる。

変えやすい条件を一つ選ぶ

たとえば、冷たいベッドを避けたい。次回は、寝る前にカーテンを開け、布団を厚い ものに替える。その日、体調が悪くなったかどうかを観察する。

最後の判断を自分へ戻す

その結果が、どうだったかを、自分で見ることで、何が体調に影響しているかが分か ってくる。

小さな実験が、見えてくる世界をつくる

小さな行動の違いが、体調にどう影響するかを、毎日観察する。それが、原因と結果 の真実を、自分で手に入れる道。

どこに原因があるか、見直す

たとえば、友達が「昨日、泣いてた」と言うとき、すぐに「どうしたの?」と聞くけ ど、
その人の話は「心が疲れてた」ってだけじゃなく、その日は家に帰ってすぐ雨が降っ てたし、
お父さんが突然帰って来て、昔の話をしてた。その話は、実はずっと話したいと思っ てたけど、
その場で話せなかった。

でも、もし「泣いたのは、心が疲れてたから」と決めたら、雨の日や、お父さんの話 の内容が
見えなくなる。それらは、その日の「環境」と「選択」だった。

身体が反応するとき、その反応が「どう感じたか」だけじゃなくて、
外の空気、誰と話した、何を聞いたか——すべてが絡んでる。

どう見たらいいか、試す

ある日、友達が「なんか、話がうまくいかなかった」と言う。
そのとき、何が「確かめられるか」を並べた。たとえば、「会議で30分話した」は、

スマホの録音に残ってる。でも、「心が閉じた」というのは、誰にも言えない。

だから、その「心の閉じた感」は、記録に書けない。
それなら、その感覚は「想像」の範囲に入る。

そのあと、友達が「次に会うときは、話す前にコーヒーを飲まない」と決めた。
その日、会話の流れがぐっと変わった。
「話がうまくいかなかった」ことが、ただの言い訳じゃなくなった。

小さな変更が、どう感じられるかを、次回も観察する。
それが、本当の原因を、見えてくる道。

どんな風に見ているか、話す

ある日、仕事帰りに足がむずむずしてた。
友達に「なんか、足が痛い」と話したら、すぐに「靴が合わないからだよ」と言われ た。
でも、その日は歩きすぎたし、道に落ちた石に足がぶつかったし、帰り道の道が湿れ てた。
もし「靴が原因」と決めたら、歩いた距離や地面の状態が見えなくなる。

そのとき、足の痛みは「靴のサイズ」だけじゃない。
足が動いたときの地面の反り、歩いた距離、その日の天気——どれも影響してる。

どれが本当に影響してるか、確かめる

友達が「話がうまくいかなかった」と言ったとき、
「会議の内容」はスマホに残ってる。
でも「話すのがつらい」と感じたのは、誰にも言えない。
だから、その感覚は「想像」の範囲に入る。

そのあと、友達は「話す前に、コーヒーを飲まない」と決めてた。
その日、話すのがスムーズになった。
だから、最初の「話がうまくいかなかった」は、ただの言い訳じゃなかった。

小さな変更が、どう感じられるかを、次回も観察する。
それが、本当の原因を、見えてくる道。

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