身近な場面から見直す
電車が遅れたら、「自分に運命が悪かった」と思いがちだよね。でも、その遅れは、 たった一人の選択じゃなくて、運行の都合や天候、他の乗客の行動にも影響されてい る。
今の自分は、選択だけじゃない
たとえば、仕事の会議に遅れたら、「自分が時間を管理できてない」と思いがち。で も、その会議の時間は、会議室の予約がうまくいかなかったり、隣の部屋の電気のト ラブルがあったりする。自分のせいじゃない部分もある。
同じように、友達が話してくれたときに「話すのは自分の責任だ」と思うのは、よく あること。でも、その友達が話してくれたのは、彼の仕事の合間にあった時間だった り、気分がよかったからだった。自分の行動に直接つながるわけではない。
誰かの行動も、自分の現実に寄与している
思い込みを分けて考える
たとえば、スーパーで買い物をしたとき、売り場の品切れが続いた。そのとき「自分 は買い物をうまくやれてない」と思うかもしれない。でも、品切れは、メーカーの生 産計画や在庫管理の問題。そのすべてが、自分の選択とは無関係。
同じように、家族が帰宅する時間が変わったとき、「自分の生活リズムがうまくいか ない」と感じる。でも、その時間は、子供の学校のスケジュールや、お母さんの病気 の影響で変わっている。自分の選択がすべてを決めるわけじゃない。
偶然も、現実の一部
たとえば、友達が偶然に会ったとき、「自分に運命がつながった」と思う。でも、そ の会いは、その友達がその日に仕事の休憩中に立ち寄ったから。偶然に起こった行動 が、その後の関係を変える。
同じように、天気予報が間違っていたら、出かける予定が無駄になる。でも、その天 気は、気象庁のデータで決まる。自分の予測力とは無関係。偶然が、現実を変える。
小さく試して確かめる
自分の選択と、動かせない部分を分ける
たとえば、会社のプロジェクトがうまくいかなかったとき、「自分に責任がある」と 思う。でも、プロジェクトの設計段階で、上司が指示を変更した。その変更は、自分 の選択では動かせない。
同じように、試験に落ちたとき、「自分の勉強不足」と思う。でも、試験の出題範囲 が、過去のデータに反映されていなかった。自分の準備が足りなかったのは事実だけ ど、出題の仕方そのものが、自分の力ではない。
責任と影響の線を引く
たとえば、友達が病気で休むとき、「自分は友達を守れなかった」と思う。でも、そ の病気は、予防ができず、環境に起因。自分の行動で防げるわけじゃない。
最後の判断を自分へ戻す
同じように、仕事の成果が下がったとき、「自分に落ち度がある」と感じる。でも、 チームのメンバーが休むことによって、タスクがずれていった。その状況は、自分の 管理力だけじゃない。
変えられないものに備え、変えられる部分に力を入れる
たとえば、毎日同じ時間に電車が遅れるなら、その時間に別の移動手段を用意してお く。それが、自分の行動にできる範囲。
同じように、友達が突然会えないなら、その状況に備えて、別の連絡方法を準備する 。それは、自分の行動が変わらない中で、現実に備えること。
今の現実には、自分の選択だけじゃない。誰かの行動、環境、偶然が、少しずつ寄与 している。そのことに気づくだけで、次のステップが見えるようになる。
ちょっとした会話の流れも見直す
たとえば、カフェで友達と話していたら、「話したのは自分のせいだ」と思う。でも 、その会話は、友達がその日に疲れがたまっていたからだったり、お店の雰囲気が落 ち着いていたからだったり。自分の気配りに気づいても、その状況は、自分の行動じ ゃなくて、その日の体調や天気、お店の営業時間に影響されてる。
同じように、会議の後、誰かが「話してない」と感じたら、「自分に責任がある」と 思う。でも、その人は、その日に別の仕事に追われていて、話す時間がなかった。自 分の言葉を出せなくても、相手の状態が変わっていることに気づくべき。
見た目だけじゃなく、その裏側も確かめる
たとえば、メールが届かなかったら、「自分に問題がある」と思う。でも、そのメー ルは、サーバーのメンテナンス中に送信されなかった。自分の設定じゃなくて、企業 の運用スケジュールに影響されてる。メールの届かないことって、自分のせいじゃな い。
同じように、友達が「無理だ」と言ったとき、「自分に頼りすぎた」と思う。でも、 その友達は、その日に家族の急な事で疲れてた。自分の期待を押し付けても、相手の 状態は変わらない。そのときの無理は、環境のせいだった。
そのような場面で、自分がどう感じたかを、相手の状況と照らし合わせてみる。自分 の行動が、本当に影響しているか、見直す。



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