感情と反応の違い
怒りが体に起きるとき、まず頬が熱くなる。これは、脳が「危険」と判断したサイン 。でも、その熱さを「ただ感じて」終わらせるのではなく、どうして起こったか、ど こに感じたかを、じっくり確かめる。たとえば、会話の途中で相手が無視したとき、 頬が熱くなる。その熱さは、自分の価値を問うたびに強くなる。でも、そのとき、た だ「怒ってる」と思って、すぐ話すと、話は終わらない。
その熱さを「頬の奥」と「頭の奥」で確かめると、自分の感情がどこにあるかがわか る。たとえば、熱が頬に集中しているなら、それは「相手に無視された」という反応 。頭の奥に感じると、「自分に価値がない」という不安が浮かぶ。感情の場所を確認 することで、反応の背後にあるものに気づく。
抑えることと観察すること
「怒りを抑えよう」と思うとき、人は口を閉じたり、呼吸を浅くしたりする。でも、 その「抑える」ことは、感情を消すだけ。たとえば、会話の途中で怒りが湧いてきた ら、すぐに「うん、大丈夫」と言って、話す。そのとき、怒りは消えても、心の奥で 「どうして?」という問いが残る。それが、後でまたふつうに怒る原因になる。
一方、「観察する」とは、その怒りを「今、ここ」で見て、どうして起きているかを 知ること。たとえば、頬の熱さを「今」感じ、その強さを1から5まで数える。その数 が、感情の強さを表す。そして、その強さが、どうして起きているかを、相手の言動 と関連づける。そのとき、感情は「ただの反応」ではなく、「情報」となる。
感情に名前をつける
頬が熱いとき、それを「怒り」と名前をつける。その名前は、感情の場所を知るため のルート。たとえば、会話で相手が無視したとき、頬が熱くなる。それを「無視の反 応」と名前をつけると、その反応が、次にどうなるかが見える。名前をつけることで 、感情が「誰かのせい」ではなく、「自分の体の一部」となる。
名前をつけるのは、感情を「敵」としないこと。たとえば、「うん、無視された」と 感じたとき、「無視の反応」と名前をつける。その名前をもって、その反応がどうし て起こったかを、自分の行動と結びつける。名前は、感情を「見守る」ためのツール になる。
身体の変化を確かめる
熱さが頬に起きるとき、その変化を「波」と見なす。波が高くなると、その強さが増 える。波が下がるまで、静かに待つ。たとえば、会話の終わりに、頬が熱くなる。そ の熱さが、10秒間で落ち着くまで、何もしない。その間、スマホの画面を確認せず、 ただ、頬の熱さを観察する。
その波が下がるまで、待つのは、感情を「無視する」のではなく、「味わう」ため。 たとえば、熱さが3秒で下がったら、それは「軽い反応」。10秒で下がったら、「中 程度」。その時間の長さが、感情の強さを示す。波が下がるまで待つことで、感情が 「ただの反応」ではなく、「体の変化」となる。
伝えるポイントを短くする
感情が落ち着いたあと、相手に伝えるべきことは、短く、明確に。たとえば、「無視 された」と感じたなら、「今、無視された」と伝える。その一言で、相手も気づく。 でも、その前に、自分が「無視された」と感じた瞬間を、体で確かめたほうが、伝え る内容が正確になる。
伝えるときは、感情の名前をそのまま使う。たとえば、「無視の反応」という名前を 使い、「無視の反応が起きた」と伝える。その一言で、相手もその感情を「理解」で きる。感情の名前をそのまま使うことで、伝える内容が、感情そのものに忠実になる 。
行動は自分で決めること
感情が味わったあと、行動は自分で決める。たとえば、無視されたあとに、会話の続 きをしようとする。でも、その前に、自分が「無視された」と感じたことを、体で確 かめた。その確認が、行動を決める基準になる。
行動は、感情の強さではなく、自分の価値観に基づく。たとえば、無視されたとき、 会話の続きをしようとする。でも、その前に、自分が「無視された」と感じたことを 、体で確かめた。その確認が、行動を決める基準になる。感情を尊重しながら、行動 は自分で決める。そのとき、行動は、自分の意志の一部になる。



コメント